Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ジェンナーでん

少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか

小酒井 不木

Lesen Sie 少年倶楽部名作選3 少年詩・童謡ほか (ジェンナーでん) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.799 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

明日の競技につかう銃はここへ貰ってきてあるから、これから諸君とともに、この銃の研究にゆきたいと思う。いっしょにきてくれないか」

だれも異議のあるはずがありません。一同は、射的場近くの野へ出て、M大尉の射撃演習を手伝いました。ごしょうちのとおり、銃には一本一本違った個性があります。同じ人間が作った銃でも、それぞれ、その弾道だとか、着弾距離だとかがちがいます。それゆえ、射撃を行なう前には、銃の個性を十分研究しなければならないのであります。

M大尉はおよそ二時間あまり熱心に研究しました。的を射ては、弾丸のあたった場所をしらべて研究すること、数十回におよびました。

「よし!」

最後にM大尉はきっぱりといいました。

「明日はだいじょうぶだ! けっしてヒケをとらぬつもりだ!」

そう自信ありげな口調に、士官たちは歓声をあげて引きあげました。

いよいよ大競技の当日がきました。四月の空はうるわしく晴れて、遠くに見ゆる伽藍の塔が絵のようにかすんで見えました。早くも観衆は場外にあふれ、勇ましい軍楽隊の合奏が天地に響き渡りました。

はるか二百メートルをへだてたかなたに十三個の的が土手の前に並び立っております。