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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぞくほうしこう

差別の根源を考える

喜田 貞吉

Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme

Aozora Bunko

良勝が女と同車した罪で多島に流された一方には、妻子を有して晏然たる法師の存在もまた認められていたのである。そして自分のいわゆる俗法師の徒は、もちろんこの不浄行僧に属すべきものであらねばならぬ。

却説中世にいわゆる声聞師の徒は、もとより俗法師の亜流である。少くとも室町時代文安の頃には、彼らは主として人屋の門に立って金鼓を打ち、阿弥陀経を読誦するの仏弟子であった。彼らはもちろん妻子を蓄え、地方政治の頽廃とともにその数も次第に増加したものであろうから、単に歴門の托鉢のみでは生活することができず、はては雑職・雑芸を兼業として、やっと衣食の途を求め、ためにサガリ者として賤しめられるに至ったのであろう。しかも彼らはどこまでも法師であった。たとえその分派のある者が頭に烏帽子を冠り、身に素袍を纏うをもって正装と心得るようにまで変って行っても、本来仏弟子であることには相違はない。それは千秋万歳法師の語があるばかりでなく、徳川時代の山陽道筋の茶筅の徒が、烏帽子素袍で万歳に出たり、両刀を帯して元日の祝儀に回礼したり、あるいは朱房の十手を携えて捕方を勤めたりなどしても、依然として京都四条坊門空也堂紫雲山光勝寺の門流と称しているのをみても察せられる。