Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
「いったい、きみは、どうして、円盤にとじこめられたのです?」
明智探偵が、たずねました。
「それはこうですよ。あの円盤が、丹沢山の中へおちた、よくよく日のことです。ぼくは、ひとりぼっちで、たんぼ道を歩くのがすきなのですが、その日も、世田谷区のはずれの、ひろいたんぼ道を、ブラブラ歩いているうちに、日がくれてしまったのです。暗くて、足もとが見えないようになったので、いそいで、うちへ帰ろうとしていると、とつぜん、ぼくの前に、スーッと立ったやつがあります。むこうから歩いてきたのではなく、どこか上のほうから落ちてきたように、スーッとそこへ立ったのです。
これが、夜目にもわかる、はねのある大トカゲでした。新聞に書いてあったのと、そっくりのすがたです。
ぼくはギョッとして、いきなり逃げようとしたのですが、あいては、すばやく、パッととびかかってきて、ぼくの口へ、なんだかグニャグニャした丸いものを、つめこんでしまいました。もう声をたてることができません。それから、なまりのような、やわらかい金属の帯を、頭にグルグルまきつけて、目かくしをされました。
あとでわかったのですが、口につめこまれた丸いものも、やっぱりおなじ金属でした。