Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
魔法の鏡
それから、すこし歩いて、目かくしをとられた場所は、そのときには、わかりませんでしたが、大円盤の中だったのです。
あたりは、いぶし銀のように、白く光っていました。電灯ではありません。何か、えたいのしれぬひかりです。まわりには、地球の世界では見たこともない、奇妙な形のものが、ゴチャゴチャとならんでいました。円盤を動かす機械なのでしょうが、われわれの知っている機械とは、まるでちがっていて、歯車のようなものは一つもありません。クネクネとまがった帯のようなものが、縦横にいりみだれているばかりなのです。そして、その材料は、銀色のものと、透明なガラスのようなものと、ふたいろしかありません。どちらも、星の世界の金属なのでしょう。みんな、かたくて、やわらかいのです。自由にまがるくせに、弾力があるのです。」
北村さんは、そこで、ちょっと、ことばをきって、前にだされていたコーヒーを、のみました。だれも、ものを言う者はありません。あまりふしぎな話なので、口をはさむこともできないのです。
魔法の鏡
北村さんの話はつづきます。
「そのとき、ぼくは、銀色のひかりの中で、トカゲの怪物をハッキリ見たのですが、ぜんたいのかたちが、どことなく人間に似ているのが、ふしぎでした。