Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
べつに、危害も、くわえなかったのですか。」
明智が、ちょっと口をはさみました。
「それを、これからお話しようと思っていたのです。ぼくをさらったわけは、地球の、人間のことばを、ならいたかったからですよ。地球人のことばといっても、むろん、ぼくは日本語しか、おしえられませんが、あいつは、日本語を、わずかひと月で、あらかたおぼえてしまったのです。じつに頭がいいのですね。一度、聞いたことは、けっして、わすれないのです。まるで、レコードのように、ちゃんと頭の中にきざみこんでしまうのです。
すこし話ができるようになったとき、ぼくが、地球には何十という国があって、みんなことばがちがうのだと、おしえてやったら、あいつはビックリしていました。星の世界は、ぜんたいが、ひとつのことばなのでしょうね。
では、ぼくのほうでも、あいてのことばをおぼえたかと、おっしゃるのですか。ところが、それは、まったくだめなのです。あいても、なにかペチャペチャしゃべることは、しゃべるのですが、その意味は、すこしもわかりません。あいつは日本語をおぼえるだけで、自分のことばを、ぼくにおしえようとはしません。