Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
ああ、おそろしいことです。それには、やつの、ふかい、たくらみがあったのです。
ぼくが、とりこになってから、半月ほどのちのことでした。もうそのころは、日本人のいろいろな服装のことや、どこに何を売っているというようなことを、ぼくにおそわって、すっかり知っていたのですが、ひとりで、どこかへ出ていって、五、六時間も、るすにしたことがあります。むろん、ぼくは、そのすきに、円盤から逃げだそうと、いろいろ、やってみたのですが、円盤の口は、どうしてもひらきません。しかたがないので、そのまま、あいつの帰ってくるのを、まっていたのです。
すると、あいつは、大きな荷物をかかえて帰ってきました。それは、なんだったと思いますか。服ですよ。背広が二つ、オーバーが二つ、それから、警官の服と帽子が、ひとそろい。たぶん、東京か横浜の、どこかの古着屋から、ぬすみだしてきたのでしょう。
それからというもの、三日に一度ぐらい、やつは、どこかへ、出ていくのです。そして、そのたびごとに、警備隊員の制服だとか、労働者の服だとか、絹の和服だとか、その上にきるマントだとか、あらゆる服装を持って帰るのです。