Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
「まだ、やってきませんか。」
すると、男も、ささやき声で、こたえます。
「まだだよ。いくら、やっこさんでも、昼間はこられないだろう。今夜は、きっと、やってくるよ。うまく、わなにかかってくれればいいがね。」
「夜でも、だいじょうぶ、見えますか。」
「見えるよ、くらの入り口のそとに、電灯をつけたからね。それに、この双眼鏡のレンズは、明かるいのだから、手にとるように見える。」
もうおわかりでしょう。このふしぎな男は、宇宙怪人をとらえるための、巨大なコンクリートのわなを見はっている、警視庁のうでききの刑事だったのです。
これで怪物をとりこにするじゅんびは、すっかりできました。あとはただ、あのおそろしいやつが、コンクリートのくらへ、しのびこむのをまつばかりです。
さて、その夜、どんなことがおこったのでしょうか。怪物ははたして、このわなにかかったでしょうか。
それにしても、いろいろ、わからないことがあります。くらの入り口には、どんなしかけがしてあったのでしょう。また、刑事のかりた、部屋のスイッチ盤は、いったい、なんのためのものだったのでしょう。『音楽』とか『ガス』