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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、奇妙な、しわがれごえで、どなりました。

すると……

「ハハハハ……。」

高い木の枝の上から、いきなり、人間の笑いごえがきこえました。そして、ガサガサと葉のすれあう音がして、下から見える大きな枝の上に、黒いものがあらわれました。人間です。黒い洋服をきた人間です。遠くの街灯のひかりで、おぼろげに、そのすがたが見わけられるのです。

「ダレダ、キミ、ダレダ。」

怪人が、おびえたような声で、どなりました。

「ハハハハ……、人間だよ。明智小五郎という日本人だよ。」

木の上の人が答えました。ああ、明智探偵はこんなところにかくれていたのです。それにしても、木の枝の上の名探偵とは、なんという、ふしぎな、とりあわせでしょう。

「ア、ケ、チ、コ、ゴ、ロ……、ア、ケ、チ、コ、ゴ、ロ……。」

怪人は、ひとりごとのように、つぶやきました。

「りこうなきみは、ぼくの名を、ちゃんと知っているはずだ。きみにとっては、いちばん、おそろしい敵なんだからね。」

「アケチ、シッテル、アケチ、ナゼ、キノウエニ、イルカ。」

「きみがくるのを、まっていたのさ。きみは、このカシの木の上から、飛びたつにきまっているのだからね。