Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
まっさきに、はいってきたのは、警視庁捜査係長の中村警部でした。
「おお中村君、証人はぜんぶ、そろっているだろうね。……こちらが虎井博士。虎井さん、これは、おききおよびでしょうが、ぼくの友人の中村警部です。」
警部があいさつしますと、虎井博士も、イスから立ちあがって、
「やあ、よく知っていますよ。明智さんは民間の名探偵、中村さんは警視庁の名探偵というわけですね。まあ、おかけください。そして、あなたのつれてこられた、おおぜいのかたがたを紹介してください。」
虎井博士は、顔いっぱいに笑いをうかべて、あいそよくいうのでした。
「きみたち、失礼して、こちらへ、はいりたまえ。」
警部の声に、異様なふうていの、三人のおとなと、ひとりの少年が、へやにはいって、入口のところへならびました。そのあとから、制服の警官が八人はいってきました。そして、中村警部のさしずで、応接間の四方のかべの前に、立ちならびました。ものものしいけいかいです。いったい、これから何がはじまるというのでしょう。
「松下岩男君、こちらへ来てくれたまえ。」
明智探偵が、イスに腰かけたまま、入口のそばに立っている、四人のうちのひとりに、声をかけました。