Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

人体航空機

それは飛行機のプロペラのようなものでした。プロペラの下に四角な箱がついていて、その箱を皮おびで、しょっていたのです。

人々が、あっけにとられて、見ているまえで、怪人は、もっとふしぎなことを、はじめました。両手を頭にかけたかとおもうと、鳥のような顔が、スッポリぬげて、下から人間の顔が、あらわれたのです。それから、コウモリのはねも、トカゲのからだも、かわでもめくるように、ぬぎすててしまうと、そこには、ぴったりと身についた黒いシャツをきた、ひとりの見しらぬ男が立っているのでした。

「みなさん、これが宇宙怪人の正体です。そして、このキカイが、空をとぶ道具だったのです。」

男は、ニコニコしながら、大きな声でいいました。そして、さっきのキカイの箱に手をあてて、なにかしたかとおもうと、プロペラのようなものが、ブーンという音をたてて、いきなりまわりはじめたではありませんか。

人体航空機

そのとき、明智探偵が、みんなの方をむいて、説明しました。

「あの男は、ぼくの助手です。宇宙怪人の変装用のきものと、あのキカイを、あいてにさとられないように、ぬすみだすのに、どんなに苦労をしたでしょう。