Japanische Klassiker mit Furigana
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けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
吉野 作造
Lesen Sie 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず (けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず) von 吉野 作造 (よしのさくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.839 Zeichen · 169 Bildschirme
しかして賄賂の行わるるは、選挙を不真面目にするのみならず、後には選挙を自己の特権とするの観念を弱め、結果が更に原因をなして、ますます選挙界の腐敗を滋くする。故に選挙取締の規則においては、受くるものよりも与うるものに厳罰を加うることにしなければならぬ。次に、予は
第三に選挙権は出来るだけこれを拡張することが必要であると主張する 選挙権が限られて居れば、腐敗手段が無遠慮に行われる。選挙権が極端まで拡がって来ると、到底買収などはし切れなくなる。のみならず、候補者は金銭その他の利益を以ては到底争い切れなくなるから、そこで初めて真面目に自分の識見人格を赤裸々に民衆に訴えて競争するということになる。従ってまた一面に国民は大いにこれに由って政治教育を受くるの機会を得ることにもなる。今日のように選挙権を制限して置いては、必ずしも自分の識見人格を訴えなくとも競争に勝てる見込があるから、政党などですら甚だ民間の政治教育を疎略にして居る。故に選挙界の廓清を計るということから観ても、または民智向上の傾向を促進するということから観ても、選挙権の拡張は極めて必要であると信ずる(『現代の政治』