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Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

のは極く身の養生、なれども堪忍の致しがたい事は女房が密夫を拵えまして、亭主を欺し遂せて、他で逢引する事が知れた時は、腹を立たぬ者は千人に一人もございません。武田重二郎は中根の家へ養子に来てからお照が同衾を為ないのは、何か訳があろうと考えを起して居ります処へ、家来傳助がこれ/\と証拠の文を見せたから、常と違って不埓至極な奴、さア案内しろと云う。傳助も飛んだ事を云ったと思っても今更仕方がありません。重二郎は団子屋のお金の家へ裏口から這入った時はおきんは驚きまして、

きん「何うか私が悪いからお嬢様をお助けなすって下さい」

と袖に縋るを振切って、どん/\と引提げ刀で二階へ上りました時に、白島山平もお照も唯だ恟り致して、よもや重二郎が来ようとは思わぬから、膝に凭れ掛って心配して、何う致そう、寧その事二人共に死んで仕舞おうかと云って居る処へ、夫が来たので左右へ離れて、ぴったり畳へ頭を摺付けて山平お照も顔を挙げ得ません。おきんは是れは最う屹度斬ると思い、怖々ながら上って来て、

きん「何卒御勘弁なすって下さい、お願いでございます」

重「まア/\静かに致せ、そう騒いではいかん、世間で何事かと思われる、えゝ何も騒ぐ