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Japanische Klassiker mit Furigana

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しんのあいこくしん

新渡戸稲造論集

新渡戸 稲造

Lesen Sie 新渡戸稲造論集 (しんのあいこくしん) von 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.620 Zeichen · 196 Bildschirme

Aozora Bunko

然るにその後自由民権論が盛に行われ、殊に明治十年前後には民権党、自由党などいう看板の下にこれらの主張が世に弘まった。

然るにこの説を聞く者はさて置き、これを唱うる人さえも、どれほどその意味が解ってるのか、学生としてミルの書を読める最中であった当時の僕は、大にこれを疑わざるを得なかった。また近頃デモクラシーの声が各所に囂々として唱えられ、また僕自身も小さいながらもこれを旗印としているに拘らず、果して自由なるものが如何なる権利あるいは権力であるかを了解する者が少くないかを虞れる。普通凡夫の心を喜ばせるものは煽てることである。彼らに勝手の事をするのが自由である、人権の最も貴いものであるなどと教ゆれば、各自の知識あるいは趣味の程度によりて我儘を働くを以て自由を享有するように思うは当然のことである。仏蘭西革命時代に自由論が教育ある中流社会に唱えられていた間は大した過もなかったようであるが、無教育な下層社会に唱えられ出してからは、有らゆる暴行を促すようになって、遂に乱暴狼藉に反対し合理的の民権自由を主張した者は片端より断頭台上の人となされた。かの有名なるローランド夫人の如きは、革命の当初には自由民主のため大に名望もありかつ実際に尽したことも少なからぬ人であったが、過激党のために遂に断頭台に上らせられ、露の命のまさに