Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 25.679 Zeichen · 52 Bildschirme
九月七日
九月八日
九月七日(火曜)曇
曇ってむし暑し。この間からやりかけの仕事しまう。又例によってよいかわるいか分らず。
不快なり、不快、不快(この心持、少し病的なところあり。)
昨夜アミノさんから借りて来た中川一政の『見なれぬ人』をよみ、感動した。就中「父」など。自分の父母のことを思う。全く自分は生活感に於て縁なき子として生れたものだ。
オースティンの「プライド and プレジュデス」よみ始む。面白いし、うまいものだ。凡俗な女がいかにもよく描けて居、Mrs. Batchelor のこと、Miss Yae の会話など思い出した。日本の女、よく外国婦人の自由な生活とか、独立せる生活とか云って羨しがるが、母親の関心、年頃の娘の生活目標が young man にのみある驚くべき現象は、日本と同じか、或はひどい位なものだ。
但、現在ではどの位かわって来て居るだろうか? そういう点について、何か面白い観察が外国に行ったら出来よう。
九月八日(水曜)晴ひどくむし暑し。
おきて、一寸本をよみ、午後林町に出かける。この秋からフランス語をやる決心。アテネ・フランセに行って見たら七日から始まって居、山田君に会う。