Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.669 Zeichen · 24 Bildschirme
十六日
十七日
これですきなだけ風呂があびられたら! 病気はこの二倍早くなおるだろう。来年は本当に高い山のタンサン泉へ行く。そして丈夫になりつつ仕事をする。丈夫になる、ということ絶対に必要だ。丈夫でなくてもどうやら、というようなのは、つまり闘争的でないことになる。気力で体をひっぱりきって丈夫な婆さんになることは絶対の必要だ。
きのう多賀子来て体も顔もしまったとおどろいたが、きょうY君、顔色がまるでちがったとおどろいた。うれしい。こんな島流しをこらえて丈夫になろうとしているのだから。
早く蚊帖に入ってウトウトしていたら、人の跫音がして「奥様旦那様がいらっしゃいました」びっくりして「まあ、いらしたの」うれしいよりびっくりした顔でかやを出た。
もって来たパンに、トマトや何かを少したべる。
十六日(土)八〇―八六―八〇
十七日(日曜日)
○m、古在さんのところへ行って一寸海に入り、諏訪さんの部屋見て来てくれる。「いい部屋だ、きれいな畳だよ」そしてここが窓で、こう椽側がまわっていて、と立ってしかた話してくれた。
「僕も顔を見せといたからよかったね」
水野さん来る、午後から二人で古在のところへゆき、部屋を見かたがた海を見にゆく。