Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 27.379 Zeichen · 56 Bildschirme
プーシュキンよ。おんみもなかなか生きのよい人間であったことだ。
リーア王にしろ、オセロにしろ、シェイクスピアは実に「些細な原因」を重大な悲劇にしている。デスデモーナにしろコネリアにしろ、全く頭のきかない、愚鈍な良心をもっている。人間的でない。
ルクレチアについてプーシュキンが考えた考えかたは神西氏のいう「才気煥発なパロディー」以上に人間的である――つまりそこにプーシュキンをとおして閃く理性がある。ルネッサンス時代になかった十九世紀の精神がある。
○「伸子」の漢字を仮名に直すためにところどころよんでいる。佃という人物におどろく。
偽善とはどういうものだろう? 佃は偽善者だったのだろうか。そうは思えない。佃は偽善という悪徳をいやしむことを知っていながら、人間的真率さと聰明の欠如から、処世上の彌縫の習慣から、たまらない人間になっている。
伸子が偽善者だという評言をそのままには信じなかったのは彼女の直感の正しさだった。しかし偽善とはちがって我慢ならない暗さ、強情――石頭があることを洞察しなかったところに、彼女の苦悩の原因がある。
当時の作者はそれらのことをまるで理解していない。