Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 27.379 Zeichen · 56 Bildschirme

Aozora Bunko

十月八日

十月九日

十月十日

十月十一日

十月十五日

十月二十日

十月二十一日

十月八日(金)

午後一時半執刀。ひどい盲腸になっていてまるでサンゴの枝のような結節になっていた。正味二十分ぐらい。あといたくて注射した。宮川さん夜泊ってくれた。

十月九日(土)

身動きができないので大分体が苦しい。

十月十日(日)

駒込は、水が出ない。その他設備はわるい、宮川さんがいて安心という丈である。

十月十一日(月)

傷がまだ痛くてセキ出来ないのにタンがのどにからまって、まるでそれを出すのに宮涙を出した。全く肉体的な苦しみ、目も当てられず、わたしの目も涙が出てしまった。

鼻洗い三度、吸入二度

十月十五日(金)

この数日ひどかった。気カン支カタルを併発して。ひどくタンがたまって。宮くるしいのと不安なのとで神経質になった。自分過労してギクシャクになり。大もめ。これから午後から八時まで休むということになる。医専の松本さん手つだいに来てくれる。試験休み中。

十月二十日(水)

昨夜、便通がつまって苦しく大さわぎした。けさカン腸してやっと解決。かたまってしまっていた。

十月二十一日(木)

宮と二人での結論。わたし一人ではやっぱりひどい無理だった。看護婦がいて私がいるべきであった、と。