Japanische Klassiker mit Furigana
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
Lesen Sie 早稲田大学 (わせだだいがく) von 尾崎 士郎 (おざきしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.204 Zeichen · 220 Bildschirme
がつかんでいるやつが多いのじゃけん、国民にこの気もちが徹底せんのは無理もなか、何せ挙世滔々たる欧化主義じゃ、矢野竜渓なぞは、世界中には日本よりも広い利益の多い土地がいくらでもある、外人に土地の所有権をあたえたところで日本の土地が買い占められる恐れはないなぞとぬかしよるが、買い占める自由をあたえておいて買い占められる恐れがないという法があるか、――矢野は外国人さえ見れば神様のように思うとる、こんな腑抜けがのさばりかえっとるから言論を誤るんじゃ、中江(兆民)は外国人は人間じゃなくて動物だと言いおったぞ、もし土地を残らず買い占められたら国民はどげんなる、日本は滅びたも同然じゃなか、ところが、矢野あたりの言論に惑わされとる国民は手前のケツ(尻)に火が点いとるのを知らんで、今度の反対運動も政権争奪のお祭り騒ぎのように思うとる。そこんとこが肝腎じゃなか、――今に見ろ、反対論はますます上下を圧倒してくる、伊藤が枢密院をやめたのは、そげんときの来るのを見越したからじゃ」。
「そうたい、――あそこには勝安房守ががんばっとるからのう」。
「勝先生はむろんやる、谷(干城)はもううじうじしとるじゃろう、谷と三浦(梧楼)と頭山と三人が血盟を結んだら大隈ものっけらかんとしちゃいられまい、まア待て、――黒田がどこまで意地を張りとおすか、