Japanische Klassiker mit Furigana
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
Lesen Sie 早稲田大学 (わせだだいがく) von 尾崎 士郎 (おざきしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.204 Zeichen · 220 Bildschirme
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「どげんも思うとらん、とても自分の力で拾収がつかんと思うたからじゃろう、こうなることは始めからわかっとった、――何も今更おどろくにもあたらんじゃろが」。
「それじゃけんたい、大隈がこの窮境をどうして切りぬけるか、――そいつは誰にもわからんじゃろ、今日、日本新聞社で陸羯南に会うて、昨日の内閣総会議の模様を聴いたが、黒田(清隆)と後藤(象二郎)とが正面衝突をやったそうじゃ」。
「どげん風じゃった?」。
「黒田はあくまで断行するというたそうじゃよ」。
「そうじゃろ、――黒田なら意地でも押しとおすじゃろ、そうなれば大隈の腰はだんだんつようなる、杉山が民論を激化させる必要があると言いおったが、激化させる必要のあるのは民論だけじゃなか、大隈も、やがて民論の人気なぞ気にしちゃいられなくなるじゃろ」。
「それを待っとっていてどげんなる」。
星成は片膝を立て、しきりに貧乏ゆすりをはじめた。「おれは黒田なら内閣の瓦解を覚悟の上でやると思う」。
「やる、きっとやる」。
「やったらおしまいでなかや」。
「いや、――やるのは命がけだ、星成、貴様は少し根本の考え方が足らんぞ、おれたちは大隈を殺して能事終れりとするものじゃなか、条約改正案の中止がいかに重要であるかということを全国民に知らせる必要がある、廟堂に立つ連中に、国家が将来どうなるのか見当