Japanische Klassiker mit Furigana
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じろうものがたり
次郎物語
下村 湖人
Lesen Sie 次郎物語 (じろうものがたり) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.781 Zeichen · 235 Bildschirme
」
「今さら痩我慢を出してみたところで仕方のないことですから、思いきって好意に甘えてみるのもよくはないかと考えているところです。しかし、お母さんがおいやなら、むろん止します。」
祖母は默りこんでしまった。母は、そばでこの問答をきいていたが、相変らずほがらかな顔をしていた。僕はいよいよ母を尊敬したい気持になって来た。――しかし、僕自身、何と母に似ていないことだろう。そして何と祖母にばかり似ていることだろう。
八月二十五日
父は、朝飯をすますと、すぐ外出した。僕も、そのあと、朝倉先生をたずねた。村長になるのと養鶏をやるのと、先生はどちらに賛成されるか、訊ねてみたかったからである。
先生は、しかし、「村長も理想をもってやれば面白いだろうね。」と言ったり、「養鶏のことはよくわからんが、家族みんなで仂けて面白いかも知れんよ。」と言ったりするだけで、どちらに賛成だかわからなかった。
午後は、俊三と天神裏にまた鮒釣りに行った。今日は俊三も二尾釣った。僕は五尾。
釣をしながら、俊三に、村長と養鶏とどちらがいいか、とたずねてみたら、俊三は、「父さんが村長さんになるなんて可笑しいや。