Japanische Klassiker mit Furigana
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ほうねんぎょうでん
法然行伝
中里 介山
Lesen Sie 法然行伝 (ほうねんぎょうでん) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 66.110 Zeichen · 131 Bildschirme
この類の奇瑞がまだ沢山ある。
上西門院は深く法然に帰依していたが、或時法然を請じて七カ日の間説戒があったが、円戒の奥旨を述べていると一つの蛇がカラガキの上に七日の間じっとして聴聞の様子に見えた。見る人があやしがっているうちに結願の日になるとその蛇が死んで了ったが、蛇の頭の中から一つの蝶が出て空に昇ると見た人もあり、天人の形で昇ると見た人もある。
又法然が叡山の黒谷で法華三昧を行っていた時普賢菩薩が白象に乗って眼のあたり道場に現われたこともあれば、山王の影が形を現わしたこともあったという。
或時は蓮華が現われ、或時は羯磨が現われ、或時は宝珠が現われるといったような奇瑞。
善導大師に就ては殊に傾倒が深かったと見え、紫雲棚引く曠野世界の中に、善導大師と対面なしたという夢を見たが、醒めて後、乗台という画工に夢に見た処を描かせた。それが世間に流布して「夢の善導」という図になっているが、その面像は後に支那から渡った処のものに違わなかったということである。
生年六十六歳、建久九年正月七日別時念仏の間には特に様々の異相奇瑞が現われたということが、自筆の「三昧発得記」