Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

せんこうてい「ハビヒツブルグ」

潜航艇「鷹の城」

小栗 虫太郎

Lesen Sie 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) von 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 132.395 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

またそうなって、真実その艇長が、フォン・エッセンだとしたら、自分が自分を指摘されたところで、なにもそう、暗い気分に打ち沈むことはなかろうと思われます。まさしくそれが、貴女の心の暗い秘密――不倫の恋が打ち出した怖るべき犯罪だったのです」

と、先刻検事が嘲ったバドミントン叢書の「操艇術」を取り出してきたとき、その驚くべきほど劇的な一致が、今や動かしがたい事実となって現われた。

そして、初めて検事に、隠れ衣を被せられたジーグフリード――の意味が明らかになったけれども、彼は眼前のウルリーケが、一枚ずつ衣を脱がされてゆくように感じた。

彼女のスカートには、まだ男喰いの獣性が、垢臭く匂っているかに思われたが、それはとうに外されていて、今ではコルセットも下衣もなく、こうして彼女は、男の前で真裸にされたのである。

続いて法水は、屠殺される、獣のように打ち挫がれているウルリーケを見やりながら、鮮かに、トリエステと今日の事件との間に、聯字符を引いた。

「ところが、貴女も後になって気づかれたように、まったく死んだと信じられていた艇長が、その後も不可解極まる生存を続けていたのです。