Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

せんこうてい「ハビヒツブルグ」

潜航艇「鷹の城」

小栗 虫太郎

Lesen Sie 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) von 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 132.395 Zeichen · 263 Bildschirme

Aozora Bunko

おまけに、奴ら、桟敷にいるような気持で、見物しているじゃありませんか。

ところが船は、右舷をしたに急速に傾斜してゆく。それから、全員が去っても、まだ私たちは船橋に止まっておりました。すると、そこへ近づいてきて、立ち去らなきゃ、殺すぞと嚇かすんです。いや間もなく、私だけは漁船に救けられましたがね」

それからヴィデは、通風筒の蔭で莨に火を点けたが、なんと思ったか、遭難事の注意をこまごま聴かせはじめたのである。

「ところで、いざという時には、電光形の進路をとるんです。絶えず羅針盤で、四十五度の旋回をやる。そうすると、よしんば潜航艇が船影を認めたにしろ、魚雷を発射することが、非常に困難になってくるんです。

ねえ、そうでしょう。最初目的の船の、進路と速度を正確に計算しなけりゃならぬ。それから、いよいよ発射する位置にむかって、潜行をはじめるのです。

ところがねえ、さてという土壇場になってまた潜望鏡をだすと、なにしろ、船のほうは電光形の進路をとっている。そこで、計算をはじめから、やり直さなけりゃならなくなるんです。

それから端艇は、上甲板の手縁とおなじ線におろしておいてください。