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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎゅうにくとばれいしょ

牛肉と馬鈴薯・酒中日記

国木田 独歩

Lesen Sie 牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (ぎゅうにくとばれいしょ) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.018 Zeichen · 109 Bildschirme

Aozora Bunko

全体大切な児童を幾百人と集るのだもの、丈夫な上に丈夫に建るのが当然だ。今日一つ原に会ってこの新聞を見せてやらなければならん」

「無闇な事も出来ますまいが、今度の設計なら決して高い予算じゃ御座いませんよ、何にしろあの建坪ですもの、八千円なら安い位なものです」

「いやその安価のが私ゃ気に喰わんのだが、先ず御互の議論が通ってあの予算で行くのだから、そう安ぽい直ぐ欄の倒れるような険呑なものは出来上らんと思うがね」と言って気を更え、「其処で寄附金じゃが未だ大な口が二三残ってはいないかね?」

「未だ三口ほど残っています」

「それじゃア私がこれから廻ってみよう」

「そうですか、それでは大井様を願います。今日渡すから人をよこしてくれろと云って来ましたから」

「百円だったね?」と老人は念を推した。

「そうです」

其処で老人は程遠からぬ華族大井家の方へと廻るとて出行きたるに引きちがえてお政は外から帰って来た。老人と自分とが話している間に質屋に行って来たのである。

「金は出来たろうか」と自分は何処までも知らぬ顔で聞いた。妻は、

「出来ました」と言いつつ小児を背から下して膝に乗せた。

「どうして出来たのだ」