Japanische Klassiker mit Furigana
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たばたにっき
田端日記
Lesen Sie 田端日記 (たばたにっき) von Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.435 Zeichen · 9 Bildschirme
骨相学の起源は動物学の起源と関係があると云うような事を聞いている中にアリストテレスがどうとかと云うむずかしい話になったから、話の方は御免を蒙って、一つ僕の顔を見て貰う事にした。すると僕は、直覚力も推理力も甚円満に発達していると云うのだから大したものである。もっともこれは、あとで「動物性も大分あります。」とか何か云われたので、結局帳消しになってしまったらしい。
大野さんが帰ったあとで湯にはいって、飯を食って、それから十時頃まで、調べ物をした。
二十八日
涼しいから、こう云う日に出なければ出る日はないと思って、八時頃うちを飛び出した。動坂から電車に乗って、上野で乗換えて、序に琳琅閣へよって、古本をひやかして、やっと本郷の久米の所へ行った。すると南町へ行って、留守だと云うから本郷通りの古本屋を根気よく一軒一軒まわって歩いて、横文字の本を二三冊買って、それから南町へ行くつもりで三丁目から電車に乗った。
ところが電車に乗っている間に、また気が変ったから今度は須田町で乗換えて、丸善へ行った。行って見ると狆を引張った妙な異人の女が、ジェコブの小説はないかと云って、探している。