Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
なにしろ、人にしられてはたいへんなので、家のおくにひっこみ、だれにもあわず、昼も夜も、力のかぎり、むちゅうになってうつしました。
このとき諭吉は、城の門番をするつとめがありました。三日に一どは、その番がまわってきます。その日だけは、昼はうつすことができません。しかし、夜になると、こっそりとはじめて、朝、城の門があくまでうつしました。顔ははれぼったくなり、病人のようにみえました。
横文字をうつすこともたいへんですが、もしも、このことが壱岐にわかったら、ただ原書をとりかえされるだけではすまないかもしれません。いろいろとむずかしいことになるだろうとおもうと、その心配は一とおりではありません。
(まるで、どろぼうをしているようなものだ。)
と、壱岐にたいして、わるいとおもいましたが、
(でも、壱岐はわるだくみで、自分を長崎からおいだしたんだから、まあ、これで、あいこというものだ。)
と、自分で自分のやっていることをいいわけしてなぐさめ、とうとう、二十日ばかりでうつしおえました。
「せっかくおかしいただいたのですが、もくじをみても、ちんぷんかんぷんで、なにがかいてあるのか、よくわかりませんでした。