Japanische Klassiker mit Furigana
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はですがたまんねんわかしゅ
艶容万年若衆
三上 於菟吉
Lesen Sie 艶容万年若衆 (はですがたまんねんわかしゅ) von 三上 於菟吉 (みかみおときち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 33.800 Zeichen · 67 Bildschirme
此の返答が承り度い」
呉羽之介は蒼ざめて聞いていたが、微かに笑ってまぎらすように、
「気もない事……若々しく見ゆると申せ、それは普通、私はまだ二十五にしかなりませねば、今から老けては溜りませぬ」
「仰言る勿。そのずれなこと、二十五になれば立派な侍、そのように女子に似た声とは声からして違うわ! 拙者は世評があまり高いに気にかかり、旅出の前の忙しさを擲ってわざわざ此事を訊ねに来たのじゃ。さ、ハッキリと返辞をなされ」
詰寄る露月を呉羽之介ははじめて冷やかに嘲笑うのでした。
「ははは、しからば露月先生。若し此の私が、伴天連の秘法を学ぶ者なれば、どうなさる御所存でござりまする」
露月は呉羽之介を睨めつけて、
「さる時には容赦は致さぬ。お上の縄にかけられて竹槍に肋を縫わるる前、せめては朋友の情に依り、此の拙者がこの場で命を貰うばかり――世評が真と解りなば、呉羽之介どのその場を立たせは申さぬぞ」
呉羽之介は、思い入ったような露月の面持を眺めて、もはやまぎらかすことも出来なくなり、今は自棄になって震える唇で言い放ったのでした。
「ま、措きめされ。露月どの」
言葉付きさえ暴々しく、「其方は私の身の上を、何やかやと悪く言うが、その悪口に相当した、卑しい私と成ったのも、もとはと言えば其方のせいじゃ」