Japanische Klassiker mit Furigana
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なぞのくびかざりじけん
謎の頸飾事件
山本 周五郎
Lesen Sie 謎の頸飾事件 (なぞのくびかざりじけん) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.265 Zeichen · 15 Bildschirme
にそこへ放り出しておいたんです。
その時料理人が頸飾を持っていれば、身体検査をされた場合すぐにわかってしまうから、洗面台から水流しの鉛管の中へいれておいて、秋山さんが犯人として警察へひかれていったあとで、洗面台から水を流して、料理部屋で、料理人が溝口から流れ出るのを受取って逃げようと計画してあったのですね」
聴いていた客たちはじめ、さすがの樫田刑事も思わずあっといって春田君の名探偵ぶりに舌を巻いた。伯父である牧野子爵が、その時、どんなに得意然と髭を捻っていたか、皆さんにも想像できることでしょう※(感嘆符疑問符、1-8-78)
「失敬しました春田君」
樫田刑事は立ってきて、進んで春田君に手をさし出しながら云った。
「先ほど私はあんたを軽蔑しておった。しかし今では私自身を軽蔑しております、どうか先程の無礼をお許し下さい」
それを見ていた拳骨壮太、思わず拳骨で鼻をぐっと擦りながらいったものです。
「どうでえ、おいらの親分は春田さんだ、そこでおいらは拳骨壮太よ※(感嘆符二つ、1-8-75)」
さて読者諸君。私は残念ながらひとつのお知らせをしなけれはなりません。