Japanische Klassiker mit Furigana
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
Lesen Sie 貞操問答 (ていそうもんどう) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 200.240 Zeichen · 399 Bildschirme
」と、新子は訊いた。
「どちらでもないの、まるで気まぐれなの。全然無方針でいて、それで、ときどき何か云い出すらしいのよ。」
話の様子だけで察しても、頗る難物であるらしい。だが、新子はどうせ働くからは、出来るだけ、やり甲斐のある難局に身を処してみたい気持だった。
「ほら、国語の杉原先生が、新子さんのことをいつか、賞めたじゃないの。貴女なら、どんなむずかしいお姑さんだって、勤まるだろうって、南條さんは、お姑さんの機嫌ぐらいとるのは朝飯前だろうって、それで私は貴女ならきっと見事つとめて下さるだろうと思ったのよ。」
「いやだわ。あれは、杉原先生が私を皮肉ったのよ。」
「皮肉の意味もあったかしらん。でも、結局は貴女が、クラスで一番悧巧だということを認めていたのじゃない?」
「まあ、路子さんは、いろいろなことを覚えていらっしゃるわねえ。」
学校時代の話が出たので、急にむかしの親しみが、よみがえって来て、新子は路子の好意をうれしく思った。
「とにかく、私出来るだけやりますから、お兄さまにお願いして頂きたいわ。」と、新子は言葉を改めて頼んだ。
「ええ、いいわ。私だって、貴女が来て下さったら、お友達ができていいのよ。