Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Lesen Sie 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.025 Zeichen · 178 Bildschirme

Aozora Bunko

あいつを捕えろ」

「警察へ電話をかけて、犯人がここにいるからといって、早く知らせるんだ」

「だめだよ。電話どころか、庁舎も下の方へ流れていってしまった」

「おお、そうだったな。それじゃあ、みんなであの怪しいやつを追いかけよう。棒でもなんでもいいから、護身用の何かを持ってあいつを追いかけるんだ」

「よしきた。おれが叩きのめしてやる」

おいおいそこへ集まって来た木こりや炭やきや、用事があってそこを通りかかっていた村人も加わり、怪しい機械人間を追いかけていった。が、彼らはまもなく、青くなってにげかえって来た。

「ああこわかった。あれは、ただの人間じゃないじゃないか。すごい化物だ」

「もうすこしで、おれは腰をぬかすところだった。おどろいたね、みそ樽ほどもある岩を、まるでまりをなげるように、おれたちになげつけるんだからなあ。おそろしい大力だ。あんなものがあたりや、こっちのからだは、いちごをつぶしたように、おしまいになる」

「なんだい、あの化物の正体は」

「さあ、なんだろうなあ。まっ黒だから、お不動さまの生まれかわりのようだが、お不動さまなら、まさか人間を殺そうとはなさるまい。