Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

木も草もじっと黙り込みました。ぶなの木さえ葉をちらっとも動かしません。

ただあのつりがねそうの朝の鐘だけは高く高く空にひびきました。

「カン、カン、カンカエコ、カンコカンコカン」おしまいの音がカアンと向こうから戻って来ました。

そして狐が角パンを三つ持って半ズボンをはいてやって来ました。

「狐。お早う」とホモイが言いました。

狐はいやな笑いようをしながら、

「いや昨日はびっくりしましたぜ。ホモイさんのお父さんもずいぶんがんこですな。しかしどうです。すぐご機嫌が直ったでしょう。今日は一つうんとおもしろいことをやりましょう。動物園をあなたはきらいですか」と言いました。

ホモイが、

「うん。きらいではない」と申しました。

狐が懐から小さな網を出しました。そして、

「そら、こいつをかけておくと、とんぼでも蜂でも雀でも、かけすでも、もっと大きなやつでもひっかかりますぜ。それを集めて一つ動物園をやろうじゃありませんか」と言いました。

ホモイはちょっとその動物園の景色を考えてみて、たまらなくおもしろくなりました。そこで、

「やろう。けれども、大丈夫その網でとれるかい」