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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

と言いました。

狐がいかにもおかしそうにして、

「大丈夫ですとも。あなたは早くパンを置いておいでなさい。そのうちに私はもう百ぐらいは集めておきますから」と言いました。

ホモイは、急いで角パンを取ってお家に帰って、台所の棚の上に載せて、また急いで帰って来ました。

見るともう狐は霧の中の樺の木に、すっかり網をかけて、口を大きくあけて笑っていました。

「はははは、ご覧なさい。もう四疋つかまりましたよ」

狐はどこから持って来たか大きな硝子箱を指さして言いました。

本当にその中には、かけすと鶯と紅雀と、ひわと、四疋はいってばたばたしておりました。

けれどもホモイの顔を見ると、みんな急に安心したように静まりました。

鶯が硝子越しに申しました。

「ホモイさん。どうかあなたのお力で助けてやってください。私らは狐につかまったのです。あしたはきっと食われます。お願いでございます。ホモイさん」

ホモイはすぐ箱を開こうとしました。

すると、狐が額に黒い皺をよせて、眼を釣りあげてどなりました。

「ホモイ。気をつけろ。その箱に手でもかけてみろ。食い殺すぞ。泥棒め」

まるで口が横に裂けそうです。