Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
ジョバンニはばねのようにはね起きました。町はすっかりさっきの通りに下でたくさんの灯を綴ってはいましたが、その光はなんだかさっきよりは熱したというふうでした。
そしてたったいま夢であるいた天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかり、まっ黒な南の地平線の上ではことにけむったようになって、その右には蠍座の赤い星がうつくしくきらめき、そらぜんたいの位置はそんなに変わってもいないようでした。
ジョバンニはいっさんに丘を走って下りました。まだ夕ごはんをたべないで待っているお母さんのことが胸いっぱいに思いだされたのです。どんどん黒い松の林の中を通って、それからほの白い牧場の柵をまわって、さっきの入口から暗い牛舎の前へまた来ました。そこには誰かがいま帰ったらしく、さっきなかった一つの車が何かの樽を二つ載っけて置いてありました。
「今晩は」ジョバンニは叫びました。
「はい」白い太いずぼんをはいた人がすぐ出て来て立ちました。
「なんのご用ですか」
「今日牛乳がぼくのところへ来なかったのですが」
「あ、済みませんでした」その人はすぐ奥へ行って一本の牛乳瓶をもって来てジョバンニに渡しながら、また言いました。