Japanische Klassiker mit Furigana
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くろネクタイぐみのましゅ
黒襟飾組の魔手
山本 周五郎
Lesen Sie 黒襟飾組の魔手 (くろネクタイぐみのましゅ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.299 Zeichen · 27 Bildschirme
パッと散る火花、プスッという音がして弾丸が壁にあたった。と驚くべし※(感嘆符二つ、1-8-75) そこの壁ががらっとまわって、秘密の脱け道があらわれた。
「驚いたかヤンセン、僕はこの間きた時に何も彼も見ておいたのさ。その脱け道もさ――ところで頸飾はこの金庫の中にあるんだね」
そう云いながら、静かに今ヤンセンのあけた、秘密金庫に歩みよって、中から燦爛と燿く一連の頸飾を取り出した。
「ははあんこれだ、――頸飾を先に頂戴したなんていったのは嘘さ。そういえば君が驚いて、あるかないかを調べるだろう、そうすればどこにあるかがすぐ分るからね。いや有難う君」
その時ヤンセンは少しずつ卓子へ近寄って、龍介に気づかれぬように、床板に取りつけてあるスイッチを踏んだ。リーンという鈴の音がちかくでした。
と、隣室の扉があいて、髭だらけな悪漢がとび出してきた。ヤンセンは手をあげたままで、
「その小僧をたたんじまえ※(感嘆符二つ、1-8-75)」
と呶鳴った。すると悪漢は、
「よし来た※(感嘆符二つ、1-8-75)」というより早く、意外や反対にヤンセンに跳びかかった。ヤンセン二度びっくりして、