Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くろネクタイぐみのましゅ

黒襟飾組の魔手

山本 周五郎

Lesen Sie 黒襟飾組の魔手 (くろネクタイぐみのましゅ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.299 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

それで探偵が外の連中と諜しあわせて、ことを企んでいることが分ったんです。

それから後は訳はありません。拳骨壮太を手下に化けさせて入りこませ、また給仕になっている文子に、まずヤンセンの拳銃からすっかり弾丸を抜き取らせておいて出掛けたのです。そしてヤンセンの手紙をすり変えて、文子に僕の偽手紙をわたせたのです、僕の偽手紙には、全員マキシム倉庫へ集れ! と書いてあったのです。そこが奴等の集り場所だということは、文子が調べて分っていましたからね」

父も若林子爵もただ感嘆の吐息をもらすばかりだった。龍介はやがて口惜しそうに附加えた。

「だけど残念なのは、あの混血児の小僧を逃がしたことですよ父さん、奴は又きっと何日か仕返しにやって来ますぜ……」

そしてユニフォーム包を持つと、秋の戦いの猛練習をするために、校庭の野球グラウンドへ、元気に歩いて出かけた。