Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あほうどりのなくひ

あほう鳥の鳴く日

小川 未明

Lesen Sie あほう鳥の鳴く日 (あほうどりのなくひ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.725 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

彼らは、これを聞くと、かえってますます怒りました。

「なにもおまえの知ったことじゃない。おまえは、この小さい悪い奴の仲間なのか? 生意気な奴だからいっしょになぐってしまえ!」といって、彼らは、若者の手や、足や、顔や、頭を、かまわず思うぞんぶんになぐりつけました。

若者の鼻からは、血が流れました。そして、子供と若者の二人は、これらの乱暴者から、ひどいめにあわされました。彼らは、思うぞんぶんに二人をなぐると、

「さあ、さっさと早くこの町から、どこへでもいってしまえ。まごまごしていると、また見つけて、こんどは許しておかないから。」といい残して、これらの乱暴者は去ってしまいました。

子供は、若者に二度助けられましたので、どんなにか、ありがたく感じたかしれません。若者が、自分を助けるために、鼻から血を出したことを知ると、ただすまなく思って、幾たびも礼を申しました。

「そんなに、お礼をいわれると困ります。私は、良心が、不正を許さないために、戦いましたばかりです。」と、若者は答えました。

二人は、とぼとぼと話しながら、町を出はずれて、あちらに歩いていきました。

「これから、あなたは、どこへおゆきなさいますか。