Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あほうどりのなくひ

あほう鳥の鳴く日

小川 未明

Lesen Sie あほう鳥の鳴く日 (あほうどりのなくひ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.725 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、子供は、若者にたずねました。

「私はいままで、ある工場で働いていましたが、病気になったために、その工場から出されました。そして行き場がなく、毎日雇われ口を探しているのです。」と、若者は答えました。

すると、子供は、

「私は、山にいたとき、口笛を吹いて、いろいろな珍しい鳥を、捕まえることを覚えました。その珍しい鳥の一羽を持ってあちらのにぎやかな港にいって、金のある人たちに売れば、困らずに暮らしてゆくことができるのです。しかし、鳥をほんとうにかわいがる人は少ないのです。鳥がかわいそうでなりませんから、鳥を捕って売ることはいたしません。私は、独りでさびしいときには、いままで、いろいろな鳥を呼んで、その声をきくことを楽しみにしました。また、私は、これから西にゆきますと、広いりんご畑があって、そこでは人手のいることを知っています。そのりんご畑の持ち主を、私は、まんざら知らないことはありません、その主人に、私は、あなたを紹介しましょう。そして、私も、あなたといっしょに働いてもいいと思います。これから、二人は、そこへいって働こうじゃありませんか。」といいました。