Japanische Klassiker mit Furigana
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ピムキン、でかした!
ピムキン、でかした!
宮本 百合子
Lesen Sie ピムキン、でかした! von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.906 Zeichen · 36 Bildschirme
アグーシャはサモワールをわかし、がんじょうな身体をした、グレゴリーの前へパンを出した。そして、一杯の熱い茶を受皿にあけて、吹き吹きだまって飲み終ってからいった。
――何、ぶっきりしてるんね。……お前さん不服かね。村あ集団農場んなんの……。
グレゴリーは、錐のような視線で女房を見つめ、
――どこにおらの利益がある?
と短く髯の中からいった。
――だまってろ。
アグーシャはしばらくして、
――でも、おらとこのペーチャはピオニェールでねえかよ。
といった。
――それと何の関係がある!
――でも、おらとこに何損するようなもんあっぺ。
アグーシャは、心臓をわるくして、いつも蒼い頬っぺたを、うっすり赧らめながら熱心にいった。
――集団農場中央から来た男もいってるでねえか、一頭の牛と※(「奚+隹」、第3水準1-93-66、読みは「にわとり」、245-6)みてえなちっちゃこいもんなんぞは集団農場へ出さねえでいいって。うちに牛が三匹もいるじゃあるめえし……。
――だ、だ、ま、って、ろ! わかったか。
グレゴリーは女房をなぐらなかったが、アグーシャは、亭主を疑い出した。