Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
主人は起って拝礼した。胡も答礼した。そこで新たに杯を交換して歓び、前の仲違いは忘れてしまった。そして主人は酒肴をならべて胡の従者一同をねぎろうた。主人はそれから胡の住居を訊いて結納をおくろうとしたが胡が辞退した。そして胡は夜になって酔って帰って往った。
それから狐の害もなくなって富豪の家も安心した。そして一年あまりになったが、胡はこなかった。ある人は胡が嘘を言ったのではないかと言ったが、主人は疑わないで待っていた。
また半年ばかりして胡が不意にきて、暑い寒いの挨拶をしてから、
「妹が大きくなりました、佳い日を定めて御夫婦に事えさしたいと思います」
と言った。主人は喜んだ。そこで期日を打ち合わして胡は帰って往った。
その日がきて夜になると果して輿馬の一行が新婦を送ってきた。嫁入り道具が非常に多くて、室の中に陳べてみると室の中に一ぱいになった。
新婦は舅姑に逢った。その新婦の容色がきれはなれて美しかったので、主人は喜んだ。胡は一人の弟と妹を送ってきていたが、二人とも話すことが風雅で、それでまた二人ともよく飲んだ。そして、夜明けになって帰って往った。
新婦は豊年と凶年を知っていた。