Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
と独りごとのように言ってから、壁の方を向いて詩句を吟じた。
「曾て滄海を経て水たりがたく、巫山を除却してこれ雲ならず」
公子は孔生の心のあるところを了解して言った。
「父はあなたの大きな才能を崇拝して、いつでも婿にしようとしているのですが、ただ妹の嬌娜は、どうも歯が若すぎるのです。姨の女の阿松は年が十七で、そんなに悪い女じゃないのです、もし信にできないなら、阿松が毎日園亭にくるのです、その前に待ってて、御覧になったらどうです」
孔生は公子に教えられたとおり園亭の前へ往って待っていた。はたして嬌娜と一人の麗人が伴れだってきた。それは黛で画いた眉の細長く曲っていて美しい、そして小さな足に鳳凰頭の靴を穿いていたが、その美しいことは嬌娜に劣らなかった。孔生は大いに悦んで公子に媒妁をしてくれと頼んだ。
翌日になって公子は内寝から出てきて孔生に、
「おめでとう、ととのいましたよ」
と言った。そこで別院の掃除をして、孔生の婚礼の式をあげた。その夜は鼓を打ち笛を吹いて音楽を奏したが、その音楽の響は梁の塵を落して四辺にただようた。それはちょうど仙人のいるところを望むようであった。