Japanische Klassiker mit Furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme
気をつけて見るとそれは皇甫公子であった。そこで轡をとって馬を停め、悲喜こもごも至るというありさまであった。
公子はやがて孔生を邀えて一つの村へ往った。そこは樹木がまっくらに生えて陽の光が射さない所であった。その家へ入ってみると金色の鴎の形をした浮き鋲を打ったりっぱな旧家であった。
「妹さんはどうしたのです」
と孔生が問うた。
「あれはお嫁に往ったのです、しかし、もうあれ達の母はないのですよ」
と公子が答えた。孔生は岳母の死を悼み、また嬌娜の結婚を悦んだ。
孔生は一晩泊って帰り、再び妻子を伴れて往った。そこへ嬌娜がまたきたが、嬌娜は松娘の手から小児を取ってあやしながら言った。
「私のお姉さんはね、私達の種をみだしたのよ」
孔生はそこで腫物を癒してもらった礼を言った。すると嬌娜は笑って言った。
「お兄さんは豪い方ですわ、創口がもう癒ってるのに、まだ痛みをお忘れになりませんの」
嬌娜の夫の呉郎が来てあいさつをした。呉郎は二晩泊ってから帰って往った。
ある日、公子は心配そうな顔をしていたが、孔生に言った。
「天が私達に殃を降そうとしているのです、救うていただけましょうか」