Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
中国怪奇小説集
岡本 綺堂
Lesen Sie 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 179.458 Zeichen · 363 Bildschirme
と思うと、彼は怒りの色をあらわした。
「鬼神のことは古今の聖人賢者もみな言い伝えているのに、貴公ひとりが無いと言い張ることが出来るものか。論より証拠、わたしが即ち鬼である」
彼はたちまち異形の者に変じて消え失せたので、阮はなんとも言うことが出来なくなった。彼はそれから心持が悪くなって、一年あまりの後に病死した。
盤瓠
高辛氏の時代に、王宮にいる老婦人が久しく耳の疾にかかって医師の治療を受けると、医師はその耳から大きな繭のごとき虫を取り出した。老婦人が去った後、瓠の籬でかこって盤をかぶせて置くと、虫は俄かに変じて犬となった。犬の毛皮には五色の文があるので、これを宮中に養うこととし、瓠と盤とにちなんで盤瓠と名づけていた。
その当時、戎呉という胡の勢力が盛んで、しばしば国境を犯すので、諸将をつかわして征討を試みても、容易に打ち勝つことが出来ない。そこで、天下に触れを廻して、もし戎呉の将軍の首を取って来る者があれば、千斤の金をあたえ、万戸の邑をあたえ、さらに王の少女を賜わるということになった。
やがて盤瓠は一人の首をくわえて王宮に来た。それはかの戎呉の首であったので、王はその処分に迷っていると、家来たちはみな言った。