Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第一巻 (あかくら) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.056 Zeichen · 223 Bildschirme
三四 学士院会員
決して上手ではなく、自分でも上手でないことは知っておられたが、上手でない者が一所懸命やる所が素人の芸の尊い所だということを自覚して一心になってやられるんだ。いかにも田丸先生らしい。あれでなくちゃ駄目だよ。夏目先生の画でも、確かにそんな所があったものだ。
実は僕はこの頃画の先生の所へも通っているんだがね。この夏は到頭モデルまで描いたよ。こうなっちゃ、あんまり道楽者のように思われて困るのだが、僕にはどうもヴィタミンがなくちゃ生きて行けないんだから仕方がない。
先生はちょっと気まりの悪そうな笑いをされる。S君が「ヴィタミンにもABCD……と沢山あるようですから」というと、「どうも今の若い人は口が悪くてかなわんよ」と苦笑しておられた。
三四 学士院会員
先生が学士院会員になられた時は、最年少の会員だと新聞に書かれてあった。丁度その日、実験室へ見えた時に、皆で御祝いをいったら、「どうも未だ若い気でいるのに、到頭あんなものにされちゃったよ。今日も御殿で末広君に会ったら、愈々君も老大家の域にはいったのだから自重せにゃいかんよと冷かされたので悲観している所なんだ。」