Japanische Klassiker mit Furigana
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎集 第八巻 (『ケプロン・くろだのこうそう』について) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 85.890 Zeichen · 178 Bildschirme
と汗だくである。
それでも流石名司会者だけあって、六時に、新木(栄吉)さんに乾杯をして貰って、見事に切り上げてくれた。
あまり話の方が面白かったので、誰もものを食べるひまがなかった。それで散会したあとには、ホテルの折角の御馳走が、大部分残っていた。うちへ帰ってからも、女房は「惜しかったわ。お土産に貰って帰ればよかった」といっていた。次の娘の時には、重箱をもって出かけて行くかもしれない。
結婚の披露は、大騒ぎだったが、とにかく二時間で済んだわけで、田舎の徹夜の宴会から思えば、まことに有難い次第である。式の方は、マディソンの教会で挙げたが、こっちは両親がいないというので、以前に住んでいた町の親しくしていた夫人たちや娘の友人たちが、大挙してマディソンまで出かけて行って、大いに賑かにやってくれたそうである。オマハからわざわざ出かけて来てくれた人もあった。人種がちがっても、こころには何もちがいがないので、その点は安心である。
国際結婚というものは、初めのうちはよいが、ずっと先になると、とかく失敗に終り易い、とよく言われている。その点は、やはり気がかりであるが、この娘の場合は、言葉にもそう不自由しないし、トムとは、三年越しに交際してみての話であるから、これ以上心配してみても、しようがない。