Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
げきのすきなこどもたちへ
劇の好きな子供たちへ
岸田 国士
Lesen Sie 劇の好きな子供たちへ (げきのすきなこどもたちへ) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.550 Zeichen · 15 Bildschirme
5 劇はどうやったらよいか
しかし、劇といえば芝居のことである。芝居といえば、役者の芸を見せるものである。役者とは、昔、河原乞食とさえいわれた、いやしい職業のものを指すということになると、君たちの好きな劇は、いったいどうなるのか?
劇というものに対する誤解が、まだ君たちのまわりにあると思う。
劇は、けっして、本来、いやらしいものでも、あさましいものでもない。しかし、やり方しだいで、いやらしくも、あさましくもなるものである。
5 劇はどうやったらよいか
子供たちを見物とし、子供たちを演技者とする子供の劇は、ときにはおとなの助けをかりることはあっても、なるべく、子供たちだけの手で、はじめからしまいまで、やり通すのがいい。脚本をえらび、役をふりあて、稽古をし、装置や衣裳をくふうし、見物を集め、舞台の幕をあけ、見物をおくりだすまで、子供たちの智恵と力とを十分にふるうのがよい。
ことに、脚本のえらび方については、それをえらぶはんいを、信頼する大人の誰かに相談するだけにして、いくつかの候補作品のうちから、みんなでいろいろな意見をだしあって、どれかにきめるというふうにしたいと思う。
それが、なぜいいか、どこが面白いかを、みんなが十分にのみこんでかかるのが、一番、劇をやるのに大事である。