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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんどくこう

単独行

加藤 文太郎

Lesen Sie 単独行 (たんどくこう) von 加藤 文太郎 (かとうぶんたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.799 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

冬山のことなど

天候について

スバリの最高点は一番北の端なので、そこまで行って一つのケルンの中に名刺を挟んでおいて引返す。針ノ木峠の下りは張りシールのままなので直滑降をしたが、雪がやわらかく雪崩の跡もないので、あまりスピードは出なかった。

二一五〇メートルくらいへ来ると左の方から出た古い雪崩の跡があり、二〇〇〇―一九〇〇メートル附近は全く雪崩で荒されていた。大沢の小屋によって夏道をしばらく伝ってみたが、藪が多いので谷へ出てそれを下った。扇沢の手前でまた夏道に戻り、シールをめくって漕いだが、天気が良いので滑らず、神ノ田圃の早稲田のヒュッテで合宿をしていた山友達の乗った汽車に間に合わなくて残念であった。

(一九三五・一一)

冬山のことなど

天候について

天候は初冬の頃は一日のうちでも晴れたり曇ったりというようによく変化をするが、そのかわり大した荒れはない。すなわち晴天と荒天が曇天を中心として振りわけに小さい波形で変化をして行くのである。真冬になるに従ってこの変化の中で曇天から下の荒天の部分の波がだんだん大きくかつ長くなり、たいてい晴天一日、曇天一日、荒天二日という調子を繰返すようになる。