Japanische Klassiker mit Furigana
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
Lesen Sie 単独行 (たんどくこう) von 加藤 文太郎 (かとうぶんたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.799 Zeichen · 222 Bildschirme
兵庫槍も大きな尾根を東西に引いて雄大に見えます。もちろん扇ノ山は近いので一層大きく雄大な裾野を引いて西へ沈んでいるのは、なかなか深山的です。立山を下って扇ノ山に登りました。ここは鳥取の人が炭焼きにきて少し木を切っていて楽に歩けます。頂上辺で炭焼きの人に逢い、鳥取県からはこの山へ道があると聞きました。扇ノ山の三角点は木が茂っているのと汽車の時間が気になるので、急いだため見つかりませんでした。そしてスズ竹の中を東方へ下って川に出ました。この川も以前の川も熔岩の中を流れています。但馬のスキー場神鍋山と同じ頃か、もっと古い火山でしょう。裾野を見ても火山であったことを思わせます。川を下って行くと五時頃村の人に逢いました。この人は川にミノすなわちレインコートの材料にする草を取りにきていたのです。そして私が、この道のない山に登り、よく出てこられたと感心していました。ここからはすぐ道がありました。村へ下ってもとの道を浜坂へ帰り、午前一時の汽車で故郷を離れました。低い山でも道が無いと苦しいですね、測量した人はなかなか苦心していることがよくわかりました。
(一九二七・五)