Japanische Klassiker mit Furigana
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みょうじのはなし
名字の話
柳田 国男
Lesen Sie 名字の話 (みょうじのはなし) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.823 Zeichen · 46 Bildschirme
諸侯の対地侍策
多かったのである。彼等はあるいは大阪陣に加わり、あるいは島原の役に加担し、あるいは由比戸次の謀叛に与して、たいてい片付いてはしまったが、しかしこればかりでは決して尽きたとはいわれぬので、諸国にはまだ若干の食禄を持って、別に主取りもせず従来の本領に蟄伏している武士の数が、やはり浪人の数くらい、事によるとそれよりも多くあったのである。この輩を名づけて国侍・地侍または郷士と称えている。地侍の鎮撫策は、新たなる国持衆の最も取扱いに困難したる問題である。彼等は土民との間に数世の縁故があるのみならず、風土交通の事情に明るく、多くは山の奥、谷の陰を根拠として、公然と攻めに行けば家族を携えて山中に隠れ、敵が去ればまた出て来て住む。よくよくおとなしいものでも何のかのと故障を申し立てて、新たに年貢を払うまいとする。土佐の長曾我部とか、備前の宇喜多とかいう、徳川家に弓を引いて断絶した家々の部下で、新領主を苦しめたのはこれら地侍・郷士の輩である。
諸侯の対地侍策
諸侯の対地侍策にも剛柔の二種類があった。無二無三に攻めつぶし、あるいは攻めがたいものは欺いて連れ出して縛り首を打ったけれども、これは決して容易な事業でないからして、多くの場合には幸い新たに召抱えの必要もある場合であるから、以前の通り刀がさしておりたければ出て来て奉公をせよ