Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

よせ

圓太郎馬車 正岡容寄席小説集

正岡 容

Lesen Sie 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集 (よせ) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.226 Zeichen · 295 Bildschirme

Aozora Bunko

こうなるとこの三人分、それに自分の分を合わせて、どうざっと演っても二時間足らずは一人でしゃべらなければなりません。あなたの前だが、落とし噺で二時間なんてのはありませんよ。強いて延ばしてやるとすれば、アーアーと途中であくびをくって味噌をつけるくらいが関の山でさあ。で、その晩の私は充分にまくらをふってこれが三十分、それから「子別れ」の上、中と演ってこれが一時間、まだ下へ入れば二十分や三十分あるのはわかっていますがそうまで永く演って御退屈をかけてしまってはなんにもならない。で、なかでワザとやめてしまって、アトはガラリ陽気に音曲を二十分。どうやらここで下りろの声も聞かないうちに、いい塩梅に後の人がやってきたので楽屋へ下りてまいりました。するとどうでしょう、いまの末広のお婆さん、御承知のたいそうやかましいお婆さんなんですが、あのお婆さんが世にもニコニコしながら御苦労さま御苦労さまとなんべんも私に言って特別に骨折り賃だと大きな紙包みをくれました。銀貨のすくないその時分に私の大切にしていた銀貨だがと言って五十銭銀貨一枚、しかもその包み紙には「大三治さんへ」と書いてあるのです。