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Japanische Klassiker mit Furigana

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じしんなまず

地震なまず

武者 金吉

Lesen Sie 地震なまず (じしんなまず) von 武者 金吉 (むしゃきんきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.954 Zeichen · 195 Bildschirme

Aozora Bunko

「地震考」と言う古い本に、老朽な百姓は畑を耕す時、煙のようなものが地面から出るのを見て、まもなく地震のあることがわかる、また雲の近くなるのは地震の前徴で、これは雲ではなく「地気」がのぼるのだと書いてある。この「地気」とはいかなるものか、「和漢三才図会」や西川如見の「怪異弁断」などにも出ていない。

寛文二年(西暦一六六二)五月一日近畿地方大地震の日には、朝から空が「もうもう」としていたと当時の記録に書いてある。これも「地震考」の筆法でいうと「地気」がのぼったのであろう。

享和二年(西暦一八〇二)十一月十五日佐渡大地震の日に、広島某という人が、小木の町で天候を見るため、船頭と共に丘に登った。その時船頭の言うに、今日の天気は実に不思議だ、あたり一面ぼうっとして、雲が山の腰を包み、中腹から上ははっきり見える。雨の前徴とも違い、風の前徴でもない。今までこんな天気模様を見た覚えがない。広島氏がいうに、これは「地気」がのぼるためで、大地震の前徴だ、こうしては居られないと、支度もそこそこに出立したが、果たして四里ばかり歩くと大地震にあったと、これも前記の「地震考」